音信川の西岸に建つ小さな温泉旅館です。人影がゆっくりと動く斜め川向こうには、恩湯が見えます。
5~6台駐車可能な玄関前に車を止め、昭和を感じる扉を開け入ると、左手に受付、右手に階段があります。受付に人がいないときは呼び鈴を押すと、宿の方が来られます。浴場は2階にあります。
やや暗い片付いた脱衣所に籠が並びます。浴場の扉を開き2段降ります。左手に浴槽、右手に洗い場が配置されています。水色の細かいタイルが貼られ縁に茶色のタイルを配した浴槽には透明の湯が注がれています。明快な臭いは感じられません。ハッとするようなヌルスベ感もなく、素直な浴感が残ります。市営泉源からの引き湯はかけ流しで提供されています。
女湯は白いタイルが施され、中央がくびれた形状の浴槽です。
一夜の宿としてお世話になりました。
山間の川沿いに共同浴場を中心に形成されたと思われる温泉街は、浴衣姿が似合っています。いつかまた、再訪したい温泉地でした。
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湯本温泉 一福旅館
山口県長門市深川湯本1227-1
0837(25)3914
アルカリ性単純温泉(湯本温泉混合泉)
33℃
シャンプー類あり ドライヤーあり
内湯
400円
外来入浴時間は要問合せ
2012/8/17・18